質問コーナー『判決文の送達』

□必殺大家人様にメールフォームよりメールが送信されました。
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送信者:kou
件名:判決文の送達について
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必殺さま

Kouと申します。
隣県の別件、入居者が夜逃げをし、隣県在住の保証人に支払うようにお願いしました。
⇒返事は良いのですが、支払ってくれないので、調停を申し立てました
⇒調停1回目:来ないので、調停員が保証人に電話したところ「急な仕事が入り行けなくなりました。次回は必ず行きます」
⇒調停2回目:やはり来ない。調停員が保証人に電話して「このように決めたいと思いますが良いですか?」。保証人「良いです」。ということで判決がおりました。

債権額:30万
保証人は戸建て在住。判決本を2回送達していますが、受け取ってもらえず、裁判所に戻って来ている旨連絡がありました。
保証人の両親に新たな勤め先などを聞き出すことは出来るかもしれませんが、やはり受け取らないと思います。
ネットで調べると「送達を受けるべき者又は[中略]書類の交付を受けるべき者が
正当な理由なくこれを受けることを拒んだときは、
送達をすべき場所に書類を差し置くことができ」ます(差置送達:民事訴訟法106条3項)がありました。
今後、どのようにすれば良いかご教授いただければ幸いに存じます。
宜しくお願い申し上げます。

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お答えします。

まずポイントとして、こういった事務手続きについては裁判所の窓口で聞く!です。

裁判所での手続きで職員が教えてくれないのは、

裁判の趣旨的な部分で、職員がその部分をアドバイスすると

原告に有利になり、被告に不利になる可能性があるからです。

裁判所は中立の立場ですので、争点についてのアドバイスは出来ません。


しかし、今回の質問者さんの様に裁判後の手続きについては

もう争う事(裁判や調停)は終わっていますので、

あとの送達などは事務手続きに過ぎません。

なので、窓口職員にアレコレ聞くと親切に教えてくれます。

※書式などは必ず雛形が用意されていますので、職員に尋ねてください。必ずくれます。


ちなみに今回の調停和解文の送達ですが、

債務者が受け取らない→調査報告書の提出を求められます。

調査報告書とは、

債権者が債務者の家の赴き、

表札の有無やガス・電気等のメーターの動き

ポスト内の郵便物の滞留の有無

近隣の住民への聞き取りなどです。

※この書式の雛形も裁判所に用意されています。


調査報告書を裁判所へ提出すると、

裁判所は居住しているのに判決文を受け取らない奴だと判断し、

附郵便送達(普通郵便)というので送達します。


これで和解文(判決文)を受け取ったことになり、

強制執行などの効力が発生します。


ただね・・・

債権回収と言うのは、

相手の状況など様々な条件を考えながら対応していくんです。


主債務者と保証人の関係は?

保証人の住民票は取得したか?

保証人は結婚してそう?

保証人は持ち家?

保証人の勤務先は?

などなど、

様々な状況を調べた上で法的手続きを行うんです。


例えば、

独身・賃貸住まい・仕事はしていても日雇い??

など、取れないと予想されてる場合は、

調停で債務者が出廷しない場合は、電話で和解などせずに、

訴訟に移行して裁判=ドンドン大変なことになるぞと段階を踏んでいきます。


逆に、持ち家・家族持ち・そこそこの仕事に就いている

こういった場合は早急に和解などして、

和解文(判決文)を元に家に取り立てに行ったり、

給与の差し押さえをしたり、家や銀行口座を差し押さえるぞ!と圧力をかけていきます。


まあ、最終的には”諦めない心”が全てで、

何が何でも回収してやる!!と心して頑張ってください。

※金をかけずに頑張るというのも大切ですよ、
 だって基本的に金を持ってないから払わないわけで、
 そんな奴に興信所なんかに費用をかけて銀行口座なんかを調べても
 口座に金なんて入ってませんからね!!


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No title

質問するとしますと。

最初の頃の若かりし必殺さんは、どのような利回りの物件を購入していたのでしょうか。
築40年くらいで利回り20%くらいの物件で良いのでしょうか

ご教授いただきありがとうございます

ご教授いただきありがとうございます。IPOメルカリの打ち合わせのためた担当者に会う予定があるので、ご指示いただいたことなどを調べてきます。
こんなことを云っては失礼かもしれませんが、さすが、プロは奥が深いと感銘いたしました。

特別送達の差置送達は、僕の知る限り聞いたことがありません。
よく使っている簡裁と、地裁支部の書記官も差置での送達事例は扱った経験がないと言います。
郵便局に出向いて、その区を配達している人にオフレコで話を聞いたところ、
会社でやっている以上、差置すると、クレームになるので、
不在票を入れて、保管期限満了で裁判所に戻すそうです。
受け取らないと、余計に不利益になるかも知れないのに、債務者は受け取らなかったり奇妙な行動をしますね。

こんな重要なことを無料で書いてくれる大家さんは神ですね。
そうですね。
現地調査報告書と写真がネックになって、みんな付郵便や公示による送達を嫌います。
東京地裁民事21部なんかは結構厳格で、現地調査報告書がないと絶対に付郵便を認めないと書記官の段階で言われます。
いつも行っている簡裁では、出来るだけ手続を簡略化するために、
判決正本が送達出来ているのなら、手続のひとつとして成立しているので、差押に関しては現地調査報告書を省略してくれます。
プロフィール

必殺大家人

Author:必殺大家人
大阪在住

築古中古物件を購入し自分で管理運営しています。

15棟約400戸所有

借金総額12億円

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