敷金返還請求訴訟

友人の敷金返還について裁判所へ訴状を提出してきました。


今回の訴訟は敢えて「少額訴訟」で行ってみました。

その理由として、

調停は折り合う妥協点が無さ過ぎて時間の無駄と感じられ、

だからと言って、いきなり通常訴訟だと、

相手側大家の”異常さ”が見えにくいと考えました。


と言うのも、

少額訴訟だと、担当裁判官がお互いの妥協点を見出して、

何とか和解をしようと働きかけます。


そこで、この大家は裁判官の助言を一切無視し、

持論を押し通すと考えられます。


つまり、裁判官の心証は最悪となると予想できるのです。


これが、少額訴訟ではなく

イキナリ通常訴訟となると、基本的に書類での攻防となりますので、

大家のヒステリック的な言動は見れなくなっちゃいます。

ですので、今回は少額訴訟を選択した次第です。


補足、

ブログコメント欄で、勘違いなコメントを書かれている方が居ますので

経緯を捕捉させていただきます。


まず、私も大家ですので、基本的には大家さんの味方です。

ただ、同じ大家と言っても間違った行いをする者まで擁護するつもりはありません。


では、今回の大家について考えてみましょう

1、敷金はどこに消えた?

  契約書には、敷金についての文言は一文だけ書いています。

  『敷金33万円の内、退去時には5万円を返金する』

 ※正確には『敷金33万円のうち5万円は他居時に返金するものとする。』と記載(原文ママ)

  これだけです。

  敷金に関して、契約書に書かれているのは、この1文だけで、

  他には一切書かれていません。

  何のための敷金なのか?

  28万円は何に充当されるのか?

  全く何も書かれていません。


2、敷引きして、さらに自然損耗を請求している

  私の考えですが、故意過失以外の損耗部分に関しては、

  敷引きした金銭で賄うというのが、

  現在の大家業の考え方ではないでしょうか?

  それを、今回の大家さんは一切考慮せず、

  敷金(33万円)の全額没収した上で

  +ハウスクリーニングや消毒費、それにクロスの張替え費など

  追加で約23万円を請求してきています。


3、内容証明や訴訟での請求金額

  大家に対し敷金全額の33万円を請求しているのは?

  これは、裁判などの交渉事で使うテクニックで、

  高く請求しておいて常識の範囲で和解をするという考え方です。

  なので、形式上敷金全額の返還請求となっていますが、

  実際には全額の返金など考えていません。


4、言いがかり的な請求

  大家は入居者の退去が決まると、

  まだ入居中で室内を見もしないで25万円の請求(内容証明郵便)を出している。
  
  室内を見ていないのに損傷部分費用として25万円もの請求を出すなんて、

  架空請求もいいところです。 

  如何にこの大家がいい加減な請求をしているか?がよくわかる


5、退去立会い時の恫喝

  入居者が退去立会いに大家と会った際に、

  破損を認めないと言うと罵詈雑言の嵐で、

  1時間30分も罵詈雑言を浴びせ続けられた。

  ※すべてICレコーダーで録音済み


どうでしょう?

これでも入居者は文句を言わずに

大家の請求通りに支払うべきでしょうか?

反論があれば聞こうじゃないか?


※前回のブログまでは当事者バレが不安だったので
  日時や金額など少しフェイクを入れていました。
  しかし元入居者の許可を得れましたので、今後は個人名や地域を除く金額などは
  極力本当の数字にさせていただきます。

※内容証明や相手からの請求書なども公開できるよう工夫してみます。
 どんな形がいいのか?悩んでいますので少し待ってください。
 

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こんにちわ~

関東の感覚だとやはり必殺さんの論法は理解できます。

しかし、先日コメントされた方のリンク先を見たところ、敷引き自体は相場から離れがある場合の補てんとしての性質も含んだうえでの結論のような気もします。自然損耗にも触れているし・・・・。

契約書にそういう風に書いてあるから、それ以外は何もないという論法も通用しちゃうんじゃないかと思う部分もあり・・・。現代の慣習などを反映させると必殺さんよりのような気もするし・・・・。でも判決は結構最近?ってところもあるし・・・。

まだまだ勉強不足だな~



応援します。

必殺さんの姿勢、私は応援したいです。
私は新築をやる事が多いので、解体時など何かと大家vs大家の構図があります。
また賃貸仲介勤務していたこともあり、大家がどんな方が多いのかも理解しているつもりです。

会などに参加されない大家がどんな人達かはなかなか知られていないと思いますが、残念ながら法を全く理解しないまま、入居者無視の自己都合で運営されている方がまだまだ多いです。

今回は明らかに大家側に悪意があると思いますので、必殺さんの思うがまま頑張って下さい!

その大家さん、年配で、頑固者ってイメージがかなり強いです。お灸をすえて欲しいですね。

No title

>契約書には、敷金についての文言は一文だけ書いています。
『敷金33万円の内、退去時には5万円を返金する』

普通の入居希望者なら、その契約書を見た時点で
あほくさ・ハイ、サヨウナラだと思うんだけど・・・。
何か訳アリだったの?

文字読めるんでしょ?

No title

このような大家さんは、いずれ淘汰されます。

ところで、「ペット禁止」の契約で猫を無断で飼育し、ふすまの枠が猫の爪とぎで磨り減っていた場合は自然減耗ではないですよね。
ふすまは2枚一対ですので、破損したふ
すまは1枚でも、2枚分請求(1枚は張替えのみ)できますよね。
この契約は敷金ゼロなので。
その他、壁の爪とぎとか。
内容証明出すより先に、調停申し立てをします。

No title

今回のケースですと、大家が支払わなければ訴えると最初に言っていたようですので、裁判は避けられないでしょうね。
裁判となれば、ひょっとして敷金25万円引きも問題になるかもしれませんね。
大家も相場の常識を知る必要が有りますね。
似たようなケースが不動産投資コラムの星野さんに載っていますね。
大家の大敗でしたね。

No title

先日は大阪からわざわざお越し頂きありがとうございました!
お陰さまで楽しい一日になりました♪

No title

裁判所の判断はどうなるかわからないけど、きっと必殺先生は

・少額訴訟は大して費用がかからないから、幾らかでも返金になればいい
・常識はずれの大家を少しでもトッチメてやりたい
・何事も経験値を積むチャンス

と考えているんでしょうね。

応援しております。

No title

関東から関西に越して、敷引の文化と意味を初めて知りました。
敷金と敷引は、まったく違うものじゃないですか?

この悪徳大家は、混同しているような・・・

No title

こんな記事を書ける事が必殺さんの必殺さんたる所以です
素晴らしいけど・・・無理し過ぎてないかと心配です(お酒飲んでね)

敷引や敷金原状回復等の論議はここでは触れませんが、
ガイドラインは今まで胡座をかいてきた大家にはトドメの鉄槌となり、
適応できない大家は淘汰されるべきとの天啓と思います(大げさw)

私は以前礼金は過去の悪弊と仲介業者に言われなくしましたが、じゃぁADってなんだよとか思いましたツマリ業界カオス・・・






都条例があるので

明細表示ありがとうございます!
東のもんとしては、条例があるので、
条例制定以前の契約でもこれに沿っての精算しちょります。
関西圏こわっ!!
大阪府は、まだこの手の条例無いの?

東京都条例と異なる内容の賃貸契約書もOK

東京都条例いわゆる東京ルールの冒頭に

東京都条例はガイドラインであるから
東京都条例記載の例と異なる内容を定める事ができる

という主旨の事が書いてあります。
ガイドライン自体に
ガイドラインに反する内容の賃貸契約を
締結して良いと書いてあるのです。

したがって
「東京都条例に従って契約する」
という場合は、

「東京都条例に従って、東京都条例記載のの例と異なる内容の賃貸契約を締結する場合」

「東京都条例に従って、東京都条例の例と同じ内容の賃貸契約をを締結する場合」
の両方ともありなんだ
というのが定番の解釈なんです。

だから強行規定や消費者契約法に抵触しなければ
契約自由の原則の下、東京都条例に従って
特約を定め、東京都条例の例と異なる内容
例えば通常損耗(経年変化による損耗)を
入居者負担とする(敷引き)を定める事は
有効なんです。損害額を予め定める事は
紛争防止に一定の効果がある、と最高裁
判決にもあります。

ただしガイドラインの例と異なる内容を
定める場合は、特約を別紙に書いて
その別紙を理解したという旨の署名押印が
必要です。自署捺印(実印)年月日記入です。
A4用紙の一番下に自署押印ですが
それに加えて
各条項毎に承諾印(実印)をいただきます。
例えば
第8条◯◯◯◯ーーーー(入居者承諾印)
第9条◯◯◯◯ーーーー(入居者承諾印)
第10条◯◯◯◯ーーーー(入居者承諾印)
と各条項毎に承諾した旨を表明していただきます。条項毎に外周を四角で囲えば更に良いと思います。
プロフィール

必殺大家人

Author:必殺大家人
大阪在住

築古中古物件を購入し自分で管理運営しています。

15棟約400戸所有

借金総額12億円

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